原田左官ブログ

ワークショップ「漆喰を作る」

ワークショップ「漆喰を作る」

投稿日:2018年07月09日 (月)

先日、「漆喰作りから学べる左官体験」のワークショップを開催しました。
過去開催の模様はこちらのブログへ
ブログ:初開催! 漆喰作りから学べる左官体験
https://www.haradasakan.co.jp/5949/

今回の参加は学生さん2名。
漆喰を作ることから左官を学んでいただきます。

料理でも商品でもそうですが、完成品だけ見ると簡単に出来たようにも感じてしまいますが、実は色んな人の手を介在し、ようやく手元に届いたということを知るとそのものの有難さがわかり、より愛着もわくことがあると思います。
漆喰も同じで、今はホームセンターでも練ってある漆喰が販売されています。使いやすく良いものではありますが、もう一度、漆喰は何から出来ているかを知り、自分で混ぜてみて、漆喰の良さを再認識していただきたい。
そんなワークショップです。

そもそも漆喰とは何か?
漆喰とは消石灰とスサ、ツノマタノリから出来ています。
ワークショップのスタートはまずその材料を混ぜることから始まります。

まずは消石灰。

消石灰 トリブネに広げる
(消石灰 トリブネに広げる)

消石灰 トリブネに広げる
(消石灰 トリブネに広げる)

そこに麻スサを加えます。

麻スサ
(麻スサ)


そこにツノマタノリを加えます。
ツノマタ(角又)とは海藻。それを煮てツノマタの糊分を抽出します。

ツノマタを濾して糊を抽出します
(ツノマタを濾して糊を抽出します。)

そしてそれらをひたすら混ぜ合わせます。

漆喰を捏ねている模様
(漆喰を捏ねている模様)


当社の中島さんに指導を受けながら、しっかりと混ぜていきます。

職人さんにレクチャーを受けながら、漆喰を捏ねている模様

職人さんにレクチャーを受けながら、漆喰を捏ねている模様
(職人さんにレクチャーを受けながら、漆喰を捏ねている模様)

ダマが無く、塗りやすい材料を作るというのは地味ですが、非常に大切な仕事です。
昔は左官の材料はトリブネと鍬ですべてこうやって現場で練って作ってました。
自分で漆喰を作ると非常に愛着が涌きます。

漆喰を捏ねる
(漆喰を捏ねる)

漆喰を捏ねる
(漆喰を捏ねる)

漆喰を捏ねる
(漆喰を捏ねる)
ようやく混ざってきました。

そして、この自分で作った漆喰で見本板を作成します。

漆喰を見本板に塗る
(漆喰を見本板に塗る)

ガラスや色石を入れて装飾することで、カラフルなものも作れます。
今回のお客様の作品がこちら

漆喰を作るワークショップ 見本パネル完成写真
(漆喰を作るワークショップ 見本パネル完成写真)

漆喰を作るワークショップ 見本パネル完成写真
(漆喰を作るワークショップ 見本パネル完成写真)

非常にアート的な作品になりました。
この作品はお客様にお持ち帰りいただけます。

漆喰を素材から作って、見本を持って帰れるワークショップ。
是非、今までにない左官体験をしてみませんか?
次回の開催は2018年7月14日(土)です。

お申し込みはこちらのサイトから
粋IKI 漆喰作りから学べる左官体験サイト
https://i-k-i.jp/experience/9380

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