原田左官ブログ

タイルと左官のコラボレーション TILE+SAKAN展示会無事終了

タイルと左官のコラボレーション TILE+SAKAN展示会無事終了

投稿日:2021年08月02日 (月)

[TILE+SAKAN]展示会、7月31日に無事に終了しました。

今回、タイルライブラリーでの初めての公式展示会。
緊急事態宣言中ということもあり、密にならないよう備えながらの展示会となりました。

TILE+SAKAN展示会開催期間中のタイルライブラリーの様子
(原田左官 ミコレアーク TILE+SAKAN展示会)

セミオーダーのタイルメーカーTNコーポレーションさんと共同の展示。
タイトルは「TILE+SAKAN」です。

TILE+SAKAN展示会チラシ

タイルと左官は昔から親和性があるといわれています。
鏝を使う仕事、セメントを扱う、湿式工事であるなど共通点は沢山あり、タイルと左官は言わば兄弟のような関係です。
今は分業になり、タイル職人、左官職人それぞれの専門職ですが、元々は一人の職人が行う仕事でもありました。
原田左官は今でも左官の仕事もタイルの仕事も同じく行っています。

両方の仕事に携わっている原田左官とメーカーであるTNコーポレーションがタイルと左官の可能性を知ってもらおうと企画した展示会です。

今回展示会を行ってみて、好評だったのがタイルと目地を組み合わせたものです。
例えば、こちらの丸モザイク。

特殊目地の丸モザイクタイル試作
(丸モザイクタイル特殊目地試作 原田左官 TNコーポレーション)

目地を深く掘ることでタイルを印象的に見せる効果を狙っています。

特殊目地の丸モザイクタイル試作

丸いモザイクタイルも実は凹形状、凸形状、フラット面と3つの形状がミックスされていて面状の揺らぎを出しています。

特殊目地の丸モザイクタイル試作。タイルは凹・凸・フラットの3種類の形状をミックスしてある

こちらはタイルと目地を同じ形状で作った試作。

特殊目地の丸モザイクタイル試作

不思議な模様になりました。

同じ種類のタイルでも、
目地なし

和柄タイル「釉」目地なし
(原田左官「釉」和柄タイル目地なし)

目地あり

和柄タイル「釉」目地あり
(原田左官「釉」和柄タイル目地あり)

塗り目地

和柄タイル「釉」塗り目地
(原田左官「釉」和柄タイル塗り目地)

同じタイルでもこのように印象が変わります。

和柄タイル「釉」目地比較画像。左が目地なし、真ん中が目地あり、右が塗り目地

最近では目地詰めは左官作業とも言われ、目地を深くしてみたり、タイルと同じ高さに持っていったりと見せ方にバリエーションがあり、タイルの可能性が広がるなということを改めて感じることが出来ました。

この「TILE+SAKAN」の展示会、次回は秋頃に企画をしています。
その時またタイルと左官の可能性を広げられるものを出せればと思っています。

タイルライブラリーは引き続き通常展示も行っています。

エントランス側から見たタイルライブラリー内部
(タイルライブラリーエントランス)

タイルとテラゾのショールーム。
タイルライブラリー千駄木。
引き続き、よろしくお願いします。

見学はこちらのタイルの会社ミコレアークのサイトからお申し込みください。
ミコレアーク:ショールーム見学予約フォーム
https://micolearc.com/contact/showroom.php

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