
古くからある左官工法の一つ「人造石洗い出し仕上げ」。在来工法の確かな仕上がりと石を塗り固めた丈夫な仕上がりが魅力です。昔ながらの工法だけでなく、現代風にアレンジした洗い出し仕上げも人気があります。種石をネットに貼った現代工法やセメントだけでなく、樹脂を用いた洗い出し仕上げもあります。
在来洗い出し工法
種石とセメント・石灰等を混ぜ、塗り付け、鏝でしっかり伏せこみます。
セメントが硬化する前に表面のセメント分を洗い出し、中の骨材を表した仕上げです。
セメントの色と種石の組み合わせによりバリエーションのある仕上げです。
洗い出す工程は刷毛やスポンジで拭き取ることもでき、現在では現場を汚すこともありません。
「洗い出し仕上げ」丈夫な仕上がりと新しいアレンジが出来る仕上げ【有限会社原田左官工業所】
洗い出し仕上げのアレンジ - 三和土風仕上げ
洗い出しの石をまばらにし、三和土風の仕上がりにしています。
セメントの色を調整することで土っぽい質感を表現できます。
洗い出し仕上げのアレンジ - ガラス洗い出し仕上げ
砕いたガラスを入れ、表面を洗い出して仕上げています。光の反射でキラキラ光ります。
洗い出し仕上げのアレンジ - ネットストーン工法
種石がネットに張り付いたものを施工し、洗い出し仕上げとする工法。
壁面では施工できなかった3分(12mm程度)の洗い出しもこの工法を使えば可能。
在来の洗い出し工法では難しかった大面積の施工も出来ます
施工例
洗い出しネットストーンの見本
洗い出し仕上げのアレンジ - 樹脂系洗い出し仕上げ
固化材に樹脂を用いた洗い出し仕上げ。
水をまったく使用しないため、制限のある施工場所では使いやすい仕上げです。
よくある質問
- 標準的な厚み(チリ寸法)は何ミリで設計すればよいですか?
- 使用する種石(石の粒)の大きさによりますが、一般的に10mm〜15mm程度です。
骨材の粒径の約2倍〜3倍の厚みを持たせることで、石が安定し、美しく仕上がります。 - 床に使用する場合、滑りやすさ(防滑性)はどうですか?
- 石の頭が露出しているため、一般的な平滑なモルタルやタイルに比べて非常に高い防滑性があります。
雨に濡れるアプローチやスロープなど、屋外の歩行エリアにも最適です。 - 色のカスタマイズは可能ですか?
- 可能です。
「種石の種類(色・形)」と「セメントの色(顔料)」の組み合わせで無限のバリエーションが作れます。
例えば、黒い石に黒いセメントを合わせればモダンに、白い石に黄色いセメントを合わせれば温かい印象になります。
洗い出しネットストーンに関するよくある質問
- ネットストーンとはどのような材料ですか?
- 天然石をあらかじめネット状のシートに貼り付けたユニット材料です。
これを専用のベース材で貼り付け、隙間を埋めた後に表面を洗う(拭き取る)ことで、短時間で均一な洗い出し面を作ります。 - 厚みを抑えたい場所(リノベーション等)でも使えますか?
- はい、最大のメリットです。
仕上がり厚が約5mm〜7mmと非常に薄いため、既存の床に重ねて塗るリフォームや、厚みの取れないバルコニー、屋内通路などに最適です。 - 通常の洗い出しと比較して、仕上がりの違いはありますか?
- ネットストーンは工場で石を並べているため、石の密度が非常に均一で、ムラのない整った表情になります。
職人の手仕事によるランダムなゆらぎを求める場合は、伝統的な洗い出しが向いています。 - R(曲面)の壁や柱に貼ることは可能ですか?
- はい、ネット状で柔軟性があるため、円柱や緩やかなR壁にも追従して施工できます。
通常のタイルでは難しい「シームレスな曲面の石の表情」が作れます。 - 石の種類や色のバリエーションは?
- 既定のカラーバリエーション(大磯、白玉、五色など)から選んでいただきます。
伝統的な洗い出しで人気の石はほぼ網羅されており、現代的な建築にも合うモノトーン系も充実しています。
ある程度の物量(300m2以上)があり、施工工期までに1年以上余裕がある場合、特注品を作ることも可能です。
時期によりお受けできない場合もありますので、ご相談ください。 - コスト面でのメリットはありますか?
- 材料代はネットストーンの方が高価ですが、「施工手間」と「工期」が大幅に削減されるため、トータルコストでは特に小〜中規模の現場やリノベーションにおいてメリットが出やすいです。











































