原田左官のブログ

ポリーブル

ポリーブル外壁 アトラスボードの下地に施工

投稿日:2025年07月28日 (月)
カテゴリー: ポリーブル

代表の原田です。
今回はポリーブルを外壁に施工した例の紹介です。
特徴はアトラスボードという下地材に施工した点です。

アトラスボードとは株式会社日商インターライフと山田ダンボール株式会社が共同開発した新しい下地材、古紙とアルミのハイブリットで軽量・薄いというのが特徴です。

アトラスボードの紹介冊子の表紙
(日商インターライフのWEBサイトより)

そのアトラスボードを外壁で使用し、その上に原田左官オリジナル仕上げ「ポリーブル」を施工しました。
アトラスボードは古紙とアルミのハイブリットの素材。
それだけ聞くと外部には無理なのでは?と思われますが、アルミの透湿抵抗が大きいので、外壁でも施工可能な下地材なのです。

仕上がりがこちら。
この1F部分です。

HERALBONY LABORATORY GINZAの1F箇所に施工したポリーブル外壁。(外壁下地はアトラスボード)
(HERALBONY LABORATORY GINZA ポリーブル施工)

アトラスボードの外壁下地の上からポリーブルで施工した外壁。HERALBONY LABORATORY GINZAの1F外壁

ポリーブル外壁。施工箇所:HERALBONY LABORATORY GINZAの1F外壁

暖色系フラットのポリーブル外壁

暖色系フラットのポリーブル外壁

仕上げはポリーブルの暖色系フラットです。
少し味のあるモルタル調の仕上げです。

アトラスボードは地震や劣化などで万が一下地材ごと落下しても人命を守れることを目的にとして開発されたものです。
また、アトラスボード軽量なので、高齢で従来の動きがきつくなってきた職人さんや従来の石膏ボードが重くて持てない人にも施工しやすい仕様になっています。

施工させていただいた店舗のヘラルボニー様は主に知的障害のある作家とライセンス契約を結び、彼らのアート作品を商品や空間装飾に活用する活動を行っている団体です。
アトラスボードの人に寄り添う思いにマッチし、今回このように施工に至り、当社も関わることが出来たのは非常にうれしいです。

人にやさしい新しい文化を作っていく。
ヘラルボニー様、アトラスボード、あらたなムーブメントが始まっています。

新しい下地材、アトラスボード。
是非あなたの空間にもいかがでしょうか?

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物件名:銀冨ビル入居工事(HERALBONY LABORATORY GINZA)
設計施工:日商インターライフ
左官施工:原田左官工業所
撮影:生熊友博


この記事を書いた人
原田宗亮

有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ

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