原田左官のブログ

内・外装用タイル

タイル目地が魅せる、空間デザインの新たな可能性

投稿日:2026年06月15日 (月)
カテゴリー: 内・外装用タイル

工事管理部の江口です。

今回はタイル目地にこだわった、特殊な施工例のご紹介です。

タイルは空間を彩る上で欠かせない素材の一つですが、その可能性はまだまだ広がります。特に「目地」に着目することで、これまでとは全く異なる表現が生まれることをご存知でしょうか。

いつもお世話になっている設計士の方からご相談をいただきました。
「幅30㎜でタイルの目地を特注で作りたい。」

タイル目地は、通常は5mm程度までが一般的です。
太くするとクラックが入るなどの不具合が予想されます。

そこで、樹脂で強度をあげる、骨材を配合して割れにくくするなど、配合を工夫しながら試作を行いました。

試作した見本がこちらです。

タイル目地試作品。型番:9020
タイル目地試作品。型番:9019
タイル目地試作品。型番:9018

今回のものは、店舗のカウンター什器に使用する予定で、角部分を丸めたいというご要望もいただきました。
そのため、角を丸めた部分がどのように仕上がるかも含めて試作を重ねました。

目地の色や骨材の入り具合・風合いを調整し、何度も試作を繰り返しました。

複数のタイル目地試作品

仕様が決まり、いよいよ施工です!

今回は特注のタイルということで、メーカーさんが直々にタイル張りを施工、
「タイル目地」を当社で施工しました。

こちらが施工するカウンター什器です。

目地詰め作業前のカウンター什器

これを見ただけでも迫力がありました。

まずは目地を施工できるように、各所を養生していきます。

目地詰め作業前のカウンター什器の表面
目地詰め作業前のカウンター什器

養生完了後に、目地を部位ごとに塗っていきます!!

目地詰め作業中のカウンター什器
カウンター什器に塗りつけて目地詰め
カウンター什器に塗りつけて目地詰め

この後、すぐに拭き取って行きます。

拭き取るとタイルの綺麗な面がでてきます。

カウンター什器の目地を拭き取って表面出し

今回の拭き取り作業は特に大変で、目地が割れてしまわないように樹脂を配合したため、タイルにこびりついてしまったり、白系の目地材がタイルの表面に残ってしまったりしました。
何度も何度も丁寧に拭き取って完成しました!

完成したカウンター什器がこちらです。

タイル目地のカウンター什器

照明も入り、大迫力のカウンターが完成しました!

このカウンターは、東京駅構内の店舗に設置されてます。
かなりの人気店で、いつ行っても行列ができてます。

お店で使われているタイル目地のカウンター什器

細い目地が一般的なタイル目地ですが、今回のような特別太い目地を用いることで、素材感や陰影が強調され、空間に深みと個性が生まれます。
特に、今回のプロジェクトのようにカウンター什器に用いることで、その存在感は際立ち、空間の主役となるほどのインパクトを放ちます。

試作品を重ね、色や素材感を調整することで、クライアントのご要望に応えるだけでなく、予想を超える仕上がりを実現できました。
角部分を丸めるなど、細部にまでこだわり抜いた結果、唯一無二の空間が誕生しました。
このような仕事に携わらせていただき、感謝しています。

タイル目地の太さを変えることで、空間デザインの可能性は大きく広がります。
既成概念にとらわれず、新たな表現方法を追求することで、より豊かな空間創造が可能に
なりますね。

ぜひ、今回の事例を参考に、タイル目地の新たな可能性にチャレンジしてみてはいかが
でしょうか?

お気軽にご相談いただけますと幸いです。
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この記事を書いた人
江口克利

有限会社原田左官工業所 取締役 工事管理部 江口克利
人材派遣会社~電気工事会社を経て原田左官へ。
人材派遣会社時代に原田左官の仕事を経験、そこで鍛えられたこともあって原田左官歴は浅いが社内のことは何でも知っている。
オルトレマテリアなど新しい左官仕上げの提案・取り組みが得意。

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