【廃材を生かす!】テラゾでアップサイクルなデザインづくり

【廃材を生かす!】テラゾでアップサイクルなデザインづくり

今回はアップサイクルテラゾのご紹介です。
今までに当社が試作してきたアップサイクルテラゾの施工例をご紹介します。

〇アップサイクルとは
〇アップサイクルテラゾとは
〇試作、施工したアップサイクルテラゾ

〇アップサイクルとは

「創造的再利用」とも呼ばれ、本来捨てられるはずの製品に新たに価値を与えて再生することと言われています。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

当社では製品だけでなく、古い建築物もリニューアルによって価値が生まれることも広い意味でアップサイクルではないかと考えています。

〇アップサイクルテラゾとは

アップサイクルテラゾは当社で作った造語です。

アップサイクルテラゾサンプル

テラゾの施工は骨材や砕石を固めて再構築・再利用します。
その際、混ぜ込む材料を工夫することでリサイクル、さらにはアップサイクルに繋がっていくのではないかと考えています。リサイクル材を混ぜ込むことで、より美しい模様に仕上げる、今までにない素材の魅力を引き出すなど、施工するテラゾにもさらに新しい価値を生み出すことが可能になります。こうしてリサイクルと価値の向上を果たせるものを、当社では「アップサイクルテラゾ」と呼ぶことにしました。

〇試作、施工したアップサイクルテラゾ

今までに試作してきたものは、木片、ガラス、コルク、陶器、タイル、金属、人工大理石、など様々あります。

・木片を混ぜたサンプル

木片を混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

・コルクを混ぜたサンプル

コルクを混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

・もみがらを混ぜたサンプル

もみ殻を混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

タイルの試作では、タイルに角度が付くよう斜めに入れることで、研磨した時に釉薬が残る部分とタイルのボディが出る部分とがグラデーションのように浮き出て、個性的な仕上がりになりました。

割れたタイル

割れたタイルを混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

アワビの貝殻は内側の真珠層がキラキラと光るので、仕上がりも目をひかれる華やかさがあります。

アワビの貝殻を混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

溶岩石は多孔質のため研ぎ出しても表面にいくつもの小さな穴があり、溶岩石の質感が際立つ仕上がりになりました。

溶岩石を混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

ガラスと木片を混ぜると他にない、かわいらしい仕上がりが生まれます。

ガラスと木片を混ぜたアップサイクルテラゾサンプル

前回配信したミライ通信「【施工事例】初の試み~ビールストーンにプラスチック片を混ぜる」では、不要になったプラスチックコップを使用しています。

混ぜ込むことが可能なものの共通点は、ある程度の硬さがあることです。
試作した中では、スポンジやゴムのようなものは形になりませんでした。
必ずしも硬いものでなければダメなわけでなく、布切れはうまくいきませんでしたが、糸くずのような細かいものであれば試作はうまくいきました。

また石材に関しても従来テラゾで使われている砕石だけでなく、その土地の石を混ぜることもできると思います。


昨今ではテラゾも多様化してきており、ビールストーンなどの割れにくい素材も出てきています。
壁・床だけでなく、天板、什器、オブジェなど施工できる場所が広がっている今、アイデア次第で今までにないテラゾを作れる環境にあると思います。

最近よく耳にするSDGs。
生産活動の中で出る廃材・端材やロス品などはたくさんあります。また解体前の建物で使用されていた建材の欠片なども、アップサイクルテラゾで再生可能であると感じています。


この記事を書いた人
原田宗亮

有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ

お問合せ先

有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
電話番号:03-3821-4969 FAX番号03-3824-3533

左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」

発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
発行責任者:有限会社原田左官工業所 原田宗亮
HomePage:http://www.haradasakan.co.jp/
メールアドレス:sakan@haradasakan.co.jp

同一カテゴリーの記事を読む

PAGEの先頭に戻る