【新しい表情】溶岩石骨材を使った左官仕上げの試作

【新しい表情】溶岩石骨材を使った左官仕上げの試作

活火山として有名な浅間山。
その溶岩石を製品に加工すると、細かな石が生まれます。大小さまざまな大きさになる溶岩石は製品として使用することができません。そんな小さくなってしまった溶岩石を左官で活かせないかと、いくつかサンプルを制作したところ、新しい表情を見ることができました。

溶岩石骨材を使った各左官仕上げサンプル4種類

○溶岩石の骨材
○溶岩石を使った版築
○溶岩石を使った研ぎ出し
○溶岩石を使った掻き落とし

○溶岩石の骨材

この骨材は、浅間山の溶岩石をタイル状に切り出した際に生じる細かな溶岩石です。

大中小3サイズの溶岩石

タイル加工をされる業者様からこちらの溶岩石と左官での活用のご提案をいただいたため、今回のサンプル制作が実現しました。

溶岩石(中サイズ)

サイズは1mmのものから5mm以上になるものまであり、大中小の3段階に分けて使用。
施工方法は版築、研ぎ出し、搔き落としの3種類作成しています。


○溶岩石を使った版築

骨材の大きさの違いを活かした版築仕上げです。
基材の色を変え、白と黒の2パターンを制作してみました。

溶岩石を使った版築仕上げサンプル。白と黒の2パターン

使用する石が大きいほど、溶岩石の自然に砕かれた風合いが強く出ました。
黒はまさに溶岩石らしい静かな力強さを感じます。

溶岩石を使った白い版築仕上げサンプル

白は少し珍しい表情になりました。
黒と比べると目にする機会があまりなく、不思議な感じがします。

溶岩石を使った黒い版築仕上げサンプル


○溶岩石を使った研ぎ出し

さまざまな大きさの溶岩石を混ぜた研ぎ出し仕上げです。

様々な大きさの溶岩石を混ぜた研ぎ出し仕上げサンプル

表面を研磨すると通常は全体的につるっとした仕上がりになるのですが、気泡が多く含まれる溶岩石の部分はざらざらした質感が残りました。

様々な大きさの溶岩石を混ぜた研ぎ出し仕上げサンプル

この質感の違いは溶岩石を取り入れるから生まれる特徴であり、他にない新しい表情を見ることができたと思います。


○溶岩石を使った搔き落とし

溶岩石をプラスタルに混ぜ込んだ搔き落とし仕上げです。

溶岩石をプラスタルに混ぜ込んだ搔き落とし仕上げ

基材に隠れてしまい、溶岩石を直接見ることはできません。
一般的な搔き落とし仕上げに比べて、少し変わった仕上がりになりました。

溶岩石をプラスタルに混ぜ込んだ搔き落とし仕上げ

今回の試作では、溶岩石を骨材として使用することで新しい表情の仕上げを見ることができました。また、仕上げ方を変えることにより、溶岩石の自然な風合いが際立つことにも気づきました。

自然由来の表情は他にない魅力があります。実際に壁などに施工することができれば、空間に自然なアクセントや深みを与えることもできるかもしれません。


この記事を書いた人

工事管理部広報担当

有限会社原田左官工業所 工事管理部広報担当。
様々な空間を作り出す仕上げに興味を持ち、経理、営業事務を経て原田左官に入社。
左官についても広報活動についても勉強中。

お問合せ先

有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
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左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」

発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
発行責任者:有限会社原田左官工業所 原田宗亮
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