オルトレマテリア タニコー TOKYO Kitchen Galleryに施工

オルトレマテリア タニコー TOKYO Kitchen Galleryに施工

イタリア発の左官材「オルトレマテリア(OLTREMATERIA®)」。


(オルトレマテリア カタログ写真)

表面は非常に強靭、

オルトレマテリア床の強度テストとして床の上を重機で通っている
(オルトレマテリア 強度の説明)
【このように重機が通っても全く問題ありません。】

かつ弾性を兼ね揃えている革新的な左官仕上げ材。

オルトレマテリア見本板の曲げ試験
(オルトレマテリア 見本板曲げ試験)
【このように外Rにも内Rにも曲げられます。】

また、環境に与える悪影響を減らすことで人類の健康と幸福を実現することにつなげるというグリーンライフの概念に基づいた材料です。


動画:Oltremateria: le superfici del benessere per il tuo mondo ecosostenibile
(オルトレマテリア グリーンライフについてのイメージ動画)

そのグリーンライフの考えの元、人体に悪影響を与える成分を含んでいないため、内装外装の床・壁だけでなく、家具や浴室、キッチンにも使用されている材料です。

そのオルトレマテリアをキッチンに施工した例のご紹介です。

今回、厨房機器メーカーのタニコーさんの新ブランドMEISDELのショールーム
「TOKYO Kitchen Gallery」にオルトレマテリアを施工させていただきました。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチンや戸棚の扉など
(タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリア)

キッチン、戸棚の扉などがオルトレマテリアです。

どのように施工したかというと、ステンレス下地の状態で当社に納品していただき、それに当社でオルトレマテリアを仕上げ、取り付けていただきました。
当社に来た下地の状態はこちら。

キッチンのステンレス下地
(キッチン ステンレス下地)

キッチンシンクや引き出しなどのステンレス下地

仕上げるのももったいないようなきれいなステンレスの下地ですが、ここにオルトレマテリアを仕上げていきます。
まずは下塗りのフォンドフレックスから

ステンレス下地のキッチンシンク
(キッチンシンク ステンレス下地)

キッチンシンクに下塗りのフォンドフレックスを施工中の職人さん
(キッチンシンク フォンドフレックス)

キッチンシンクに下塗りのフォンドフレックスを施工中の職人さん

排水溝回りなど細かいところもしっかりと塗っていきます。

キッチンシンクに下塗りのフォンドフレックスを施工中の職人さん。排水溝周りを塗っている

1工程目のフォンドフレックスを塗り終わったら次はエコマルタフィーネを塗ります。

エコマルタフィーネを塗ったキッチンシンク
(キッチンシンク エコマルタフィーネ)

エコマルタフィーネを塗ったキッチン開口部
(キッチン エコマルタフィーネ)

エコマルタフィーネが乾燥したら表面を研磨、

エコマルタフィーネ塗り工程後に研磨をしたキッチンシンク

扉もオルトレマテリアで仕上げています。

エコマルタフィーネで仕上げた多数のキッチン用扉

研磨をし、清掃後、再度エコマルタフィーネを塗ります。

キッチンのエコマルタフィーネ研磨後に清掃中の場面

キッチン用扉に再度エコマルタフィーネを塗っている職人さん
(キッチン エコマルタフィーネ2回目)

このエコマルタフィーネですが、こんな風に非常に塗りやすい材料です。


動画:オルトレマテリアのキッチン扉 エコマルタフィーネ塗り付け工程【有限会社原田左官工業所】

これを再度研磨し、表面を滑らかにしてから専用のトップコートを塗ります。

キッチン扉、再度研磨工程の場面
(キッチン扉 エコマルタフィーネ研磨)

今回、シンク周りはより撥水効果を高めるためイドロマットという浸透性の撥水材を入れました。

キッチンシンクにイドロマットを塗っている職人さん
(キッチンシンク イドロマット塗り)

ここに専用のトップコート「エコビコ(Ecobico)」を塗ります。
エコビコもこのように非常に塗りやすいトップコートです。


動画:オルトレマテリアのキッチンシンク 専用トップコート塗り付け工程【有限会社原田左官工業所】

このエコビコ。非常に強力なのが魅力です。

ワインやコーヒーなどの輪染みも付きにくく、キッチントップに非常に向いているトップコート。
このような使用ではものすごくお勧めです。

キッチンシンクにEcobicoを塗っている職人さん
(オルトレマテリア キッチンシンク Ecobico)

今回のキッチンは単色で仕上げたいというご要望だったので、エコビコに色を混入したラッカートという仕上げ方で施工しています。

当社のオルトレマテリア担当の江口さんもオルトレTシャツを着て気合を入れて頑張ってます。

キッチンシンクにEcobicoを塗っている職人さん

そして完成した状態がこちら。

オルトレマテリアのキッチンシンク、ラッカート仕上げ
(オルトレマテリア キッチンシンク ラッカート仕上げ)

この完成したものを現場で取り付けていただきました。

オルトレマテリアのキッチン取り付けの場面
(オルトレマテリア キッチン 取付)

仕上がった状態がこちら。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチンや戸棚の扉など
(オルトレマテリア タニコー TOKYO Kichen Gallery)


キッチンシンクもこの通り。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチンシンク

開口されていたところはIHが入りました。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチン、IHコンロ部分


扉もこのように納まりました。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチン扉


天板もこのようにフラットで使いやすそうです。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチンシンク

オルトレマテリアを使うとこのような素敵なキッチンを作ることが出来ます。

タニコー TOKYO Kitchen Gallery オルトレマテリアのキッチンシンクや引き出しや戸棚

オルトレマテリアのキッチン使用のメリットとしてはHACCP認証が取れている建材という点もあります。
オルトレマテリアはキッチンや調理場の床・壁など食品加工場所の使用に対していち早く建材としてHACCP認証を取得しており、安心して食品に関わる施設・場所で使用することが出来ます。

HACCP認証とは何かというと、簡単に言うと食品衛生の認証です。
HACCP(ハサップ)とはアメリカで考え出された総合的な食品衛生管理の手法です。
アメリカやカナダ、EUでは一部の食品ではHACCP認証が義務化されています。
日本からそれらの国に加工した職人を輸出する際もこのHACCP認証が必要になります。
食品衛生管理の手法ですが、食品を加工するキッチンや工場の加工場の仕上げ材についてもHACCP認証が必要になるケースが増えているようです。
今現在も食品工場やキッチンだけでなく、和菓子屋さんやデパートのバックヤードなどでもHACCP認証の建材が使用されるケースが増えてきています。

HACCPについて、より詳しくは下記をご覧ください。
・HACCP認証協会WEBサイト
https://www.th-haccp.com/haccp/

・厚生労働省HACCP説明サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html#h2_free1


強靭で割れにくい仕上げ、更にHACCP認証が取れていて安全安心に使用できるオルトレマテリア。

意匠的にも優れているためライブキッチンやカウンターキッチンなど、魅せる厨房の天板や壁への施工にお勧めです。
オルトレマテリアで今まで見たことがないキッチンを作ることが出来ますよ。

物件情報:タニコー様 MEISDELショールームTOKYO Kichen Gallery
住所:東京都品川区戸越1-7-20タニコー戸越台ビル1F
※見学には予約が必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

お問合せ先

有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
電話番号:03-3821-4969 FAX番号03-3824-3533

左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」

発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
発行責任者:有限会社原田左官工業所 原田宗亮
HomePage:http://www.haradasakan.co.jp/
メールアドレス:sakan@haradasakan.co.jp

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